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闇スロが生まれた背景

ホールに並ぶスロット台

スロット業界は2000年代の初頭に、その射倖性がピークに達しました。
ホールに置かれる台はいずれも凄まじい爆裂性を秘めていて、1日に100万円以上の勝ちも現実的に見込める時代でした。

しかしその分、負けるときの額も大きくなり、それが原因で人生を狂わす人が多発するようになります。

実際、私自身もその一人でした。
1ヶ月死ぬ気でアルバイトしてやっと稼げるようなお金が、運さえよければ1日で手に入ってしまう。
そんな僥倖を一度でも体験してしまうと、まともに働くのがバカらしくなってしまうんですよね…
スロットで勝ってバイトを仮病で休む、みなさん一度はやってますよね??

そのことが問題視され、スロット4号機への規制の動きが強まりました。
その結果、それまでのような爆裂性を持った機種はホールに置けなくなり、5号機と呼ばれる射倖性が抑えられた台しか打てなくなっていきます。
一度4号機の爆発力を体感してしまった人は、5号機では到底満足できません。

4号機を打ちたい…
そう願うスロッターは実際多かったのです。その需要に目を付けて生まれたのが闇スロでした。

闇スロとは

闇スロでは、ホールでは見られなくなった4号機が打てました。
この他にもゲームセンターや、いわゆるスロットバー的なお店に行けば4号機スロットを打つことは可能でしたが、換金できるのは闇スロだけでした。

そう、おわかりのように「換金」という要素がない限りスロットを打ちたいと思う人はほとんどいません。
お金になるからこそ、皆没頭するのです。
4号機スロットが打てる、しかも換金できる!ということで密かに話題になり、闇スロは瞬く間に繁華街のいたる所に乱立していくのでした。

違法営業

犯罪に手を染める

しかし忘れてはならないのは、「闇スロは違法なお店である」ということです。
これを知らずに通っている人も中にはいるようですが、これを機に知っておいた方が身のためです。

初めて闇スロに行ったのは、当時働いていたキャバクラの上司に誘われて、でした。
違法営業であろうことはなんとなく察していましたが、まさか自分も捕まるリスクがあるとは思ってもみませんでした。
まあ、それを知っていてもどうせ行っていたんでしょうけどw

従来のスロット・パチンコホールのように出玉を景品に交換(直接換金ではない)できるお店を営業するには、それに応じた風営法の許可を取る必要があります。
闇スロはこういった営業許可を取っていません。始めからそんな許可を取るつもりは毛頭なく、バレないようにこっそりとやりたい放題するつもりで闇スロは開かれます。

法律やルールを守らないからこそ4号機スロットを設置し、その場で換金まで対応できるのです。
そして闇スロ営業の背景には、ほとんどの場合反社会勢力が存在しています。

要するに闇スロでの売上は暴力団や半グレ組織の資金源となっているのです。
闇スロに通う、ということは知らず知らずのうちにこういった組織の繁栄に加担してしまっているということです。

闇スロの営業時間

だいたいどの闇スロも夜の20時くらいから、翌朝10時あたりにかけて営業しているようです。
通常のパチンコ屋と真裏の時間帯にひっそりと営業しているイメージです。

夜中に営業している理由はいくつかありそうですが、主に摘発を逃れやすくするためと、闇スロの客層に合わせるためだと思われます。

おわかりのように、通常のスロ屋と闇スロで無限ループが可能になります。
1日スロットを打ち倒した勢いそのままに闇スロに突撃し、オートプレイで回しながら台で寝る、なんてことも当時は珍しくありませんでした。
なにがそこまで私を突き動かしたのでしょうか…どう考えても異常です。

闇スロの現在

東京の繁華街

闇スロはいまも各地の繁華街に点在しています。しかし、その全盛期に比べるとだいぶ数は減っているようです。
減った理由については厳しい監視の目と摘発によるところが大きいですが、以前に比べてスロット自体に対する需要の低下もあるかもしれません。

今後日本でもカジノが解禁されたり、インターネット上でのギャンブルが豊富になっていくにつれ、この流れはさらに加速するかもしれません。
違法で捕まるかもしれないリスクを背負ってまで闇スロに通うメリットは、薄まってきています。