獣王
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2001年のサミーから発売された機種です。
爆裂AT機への人気の火付け役であり、そのゲーム性の秀逸さから圧倒的人気を誇りました。
当然ながら出玉性能にも秀でており、設定6の機械割がメーカー発表の表向きは119.9%となっているものの、実質150%近くあると言われていました。
そんなかつての人気機種「獣王」の基本スペックや特徴を見ていきましょう。
小役確率
※スマートフォンの方は右にスクロールしてください。
設定1 | 設定2 | 設定3 | 設定4 | 設定5 | 設定6 | |
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リプレイ | 1/7.3 | |||||
チェリー | 1/64 | |||||
15枚役 | 1/1.19 | |||||
総ハズレ | 1/205 | 1/206 | 1/207 | 1/207 | 1/208 | 1/244 |
見ての通り、基本的に小役確率に設定差はありませんが、唯一「ハズレ」については高設定ほど出現しにくくなっています。(設定6以外は微差)
ハズレといっても、獣王の場合のハズレは後述するAT「サバンナチャンス」への突入契機となるチャンスフラグとなっているため、出現率が高い方が望ましいように思えます。
設定6はそのハズレが出にくい代わりに、ハズレを引いたときのサバンナチャンス当選率が突出して良いのです。

ボーナス

ボーナスはBIGとREGの2種類あり、BIGボーナスでは約400枚の獲得が見込めます。
それ以外に、BIGボーナス後には必ずサバンナチャンス抽選の高確率状態になるため、そこでの純ハズレの引きが出玉を左右する重要な要素となっています。
逆にレギュラーボーナスは出玉が100枚ちょっとと少ない上に、高確へのモードアップがないどころか、高確→低確への転落要因にもなったため、あまり引いても嬉しくないボーナスと言えます。
サバンナチャンス
獣王の15枚役は全部で12通りの押し順(左リールの象、ダチョウ、ライオンの3絵柄、中リールの赤青のチェリー2種類、右リールの赤青のチェリー2種類)に正解しないと揃わない仕様になっていますが、サバンナチャンス中はこの15枚役の押し順をドッド画面上で告知してくれます。
告知された押し順通りに目押しするだけで高頻度での15枚役獲得が可能となり、出玉が増える仕組みとなっています。
サバンナチャンスは10Gか30Gの2種類あり、それが1つのセットとなっています。30Gでおおよそ300枚の獲得が期待できます。
サバンナチャンスへの突入契機は「ハズレ」フラグとなっており、高確モードと低確モードでの当選確率は以下のようになっています。
※スマートフォンの方は右にスクロールしてください。
設定1 | 設定2 | 設定3 | 設定4 | 設定5 | 設定6 | |
---|---|---|---|---|---|---|
高確率 | 1/4.655 | 1/3.241 | 1/2.438 | 1/2.016 | 1/1.652 | 1/1.085 |
低確率 | 1/23.273 | 1/14.222 | 1/23.273 | 1/10.24 | 1/23.273 | 1/1.085 |
設定6に限り、高確低確関係なくハズレをひけばほぼサバンナチャンスに突入する、というエクストラモードであることがわかります。
低確状態でのチェリーが立て続けにサバンナチャンスに突入したら、それすなわち設定6が濃厚となります。
また、低確率状態での当選率は奇数設定よりも偶数設定の方が優遇されている、という点もポイントです。
ビッグボーナス後は必ず高確モードとなるため、そこでの純ハズレのヒキが出玉を左右する重要なポイントとなっています。※ただし、設定6に限りどこで純ハズレを引いても関係なくほぼ当選する仕様。

天井
獣王の天井はボーナス間1136Gハマり以降に発動します。
天井では単純にサバンナチャンスに当選するのではなく、1136G以降にチェリーを引けば引く分だけサバンナチャンスが引ける、というものでした。
要するに、ボーナスがハマればハマるほどに出る、という仕様です。
チェリーを引くことによりサバンナチャンスが確定し、その後に1/10の発動フラグを引けばATがスタートします。

天井チェリーによるサバンナチャンスは基本的に単発が多いのですが、稀に連チャンすることもありました。
天井SCが2連すれば設定2か3、3連すれば設定6への期待ができる、などといった設定看破要素もあります。
ボーナスを引くとその瞬間に天井の状態が終了します。
チェリーを引いてから発動フラグを引くまでの間にボーナスを引いた場合にも、天井SCは無効となります。
この破格の天井性能も人気の大きな要因の一つでした。